産地や産年による違いを楽しみましょう

偉大な品種「コシヒカリ」

 私が米屋になりたての頃は「コシヒカリ」と「ササニシキ」の二大銘柄米が飛び抜けて有名でした。その後「あきたこまち」や「ひとめぼれ」などの単一銘柄で販売するお米が台頭してきました。

 今ではコシヒカリを食べたことがない人はいないのではないか?と思うくらいメジャーな品種になっています。

 近年次々と新しい品種が発表されていますが、技術を持ち研鑽工夫をして栽培をしている産地・生産者さんが作られるおいしいコシヒカリは、温暖化している時代の中においてもこれからも作り続けられて行くのだと思っています。それほど消費者だけでなく農家さんをも魅了している品種です。

 「コシヒカリを超える新品種」とか「次世代のお米」とか、私も一時期使った言葉ですが、お米の個性を考えた場合適当な言葉ではありませんね。

新品種は新品種として、コシヒカリはコシヒカリとして、その他多様な選択品種があり続けてくれたほうがいい。そう思います。


 新潟北魚沼地区

 JA北魚沼から届くお米です。

 福島県会津地区と接している地域は、新潟県内でも豪雪地帯で有名です。

 その負の遺産と呼びそうな雪を使った冷蔵保管倉庫で氷温保管されています。

 ふっくらした食感と甘みで多くのお客様に好まれています。


 新潟南魚沼地区

 JA魚沼みなみから届くお米です。

 東に八海山をはじめとした越後三山を望む、回りを山に囲まれた旧六日町を中心とする中山間地域です。

 清廉な雪解け水と山からの豊富な湧き水に恵まれた地域です。

 土の違いでしょうか。北魚沼のシャープな感じとは違った食感をお楽しみいただけます。


 新潟岩船地区

 十三代目米専業農家 板垣嘉将

 十三代目の米農家板垣さん率いる新耕農産から届くお米です。

 山形県庄内地区と接している村上市。

 田んぼ1枚を大きくして効率化を図っていますが、当然1枚が大きくなれば水の高さを揃える代掻きの技術 

 も必要になってきます。

 土作りから肥料など、独自の考えと経験で最高の岩船米を作っています。

 


 新潟佐渡地区

 JA佐渡から届くお米です。

 世界農業遺産に登録されている佐渡のコシヒカリです。

 天然記念物の朱鷺が放鳥されているため使用農薬や化学肥料を極力減らすとともに魚道や濠を整備し、朱鷺

 の餌となる生物も一緒に育てています。

 佐渡市が認証する「朱鷺と暮らす郷認証米」は売上代金の一部が《佐渡市トキ保護募金》に寄付されており

 「消費者と生産農家とで朱鷺を保護していこう!」という意思を持ったお米でもあります。


 富山ふくみつ地区

 石川県金沢市と隣接している南砺市のJA福光から届くお米です。

 医王山からの冷たく澄んだ雪解け水で育つお米は、透明感のある味わいとやや強めの粒の張りが特徴です。


 長野中野市

 「かぜさやか」を生産している小柳農園から届くお米です。

 高社山を東に望む柳沢地区は、木島平地区や飯山地区と接しており地区の境を千曲川が流れ、地区内を支流 

 の夜間瀬川が流れています。

 複雑な水質を持つ地域のため、ここでできるお米には個性強めにが出ます。


 愛知岡崎市

 岡崎市内の小久井農場から届くお米です。

 農薬や化学肥料に頼らず、木炭・もみがら・木酢など20種類以上の原料を完熟させて使用しています。

 


 兵庫豊岡市

 兵庫県但馬地区JAたじまから届くお米です。

 《コウノトリを育む農法》で地域ぐるみで国の天然記念物コウノトリを育てています。

 上記リンクは是非ご覧いただきたいです。

 当店では、農薬・化学肥料不使用米のみ取り扱っております。

 西のお米らしく、張りのある(弾力が強めの)甘みのあるお米です。


 島根隠岐

 世界ジオパークに登録されている隠岐の島にあるJAしまね隠岐から届くお米です。

 海水と海藻のアラメを煮詰めて作った貴重な「藻塩」を希釈葉面散布することで独特の味を作り出している「島の香り隠岐藻塩米 特別栽培米コシヒカリ」は、甘みの強さと粒の張り、コシの強さが特徴です。

 冷めてから一層甘さが増してくる特徴があります。

 当店では『ジオ米』を扱っております。

 


 島根飯南町

 島根県と広島市の県境近く、中国山地の中にある産地です。

 飯南エコロジー米を取り扱っております。

 標高800mの棚田は昼夜の寒暖の差が大きいため甘みの乗った比較的粒の大きなお米に成長します。

 飯南町は出雲大社神楽殿に掛ける大しめ縄を作るための稲わらを供出していることで有名です。その飯南町

 で作られるお米は「縁結び米」と呼ばれ、引き出物のほか、ご挨拶まわりや開店祝いなどにお使い頂いても

 おります。


 佐賀白石地区

 JA佐賀から届くお米です。

 佐賀県白石地区は早場米の産地として有名です。

 毎年旧暦の七夕の頃に収穫されることから「七夕こしひかり」と呼ばれています。

 一般的には新米の出始めのころだけ扱うお店が多いのですが、当店には一年を通して七夕こしひかりをお求めになるお客様も居られます。早場米でありながら毎年品質が安定していることがその理由ではないでしょうか。